新規顧客獲得のための地域顧客からの認知度向上(飲食料品小売業)
◆事業概要
2015年創業。パン職人として長年の修行・経験から、パンの製造に関する知識や技術を生かし、原材料にこだわったパンやお菓子など数多く提供しています。
特にバターを多く使ったパンやお菓子は、風味が豊かであるのが特徴です。
特にバターを多く使ったパンやお菓子は、風味が豊かであるのが特徴です。
店舗が認識しずらい現状と広報不足
交通量の多い道路沿いの貸店舗に立地しているものの店舗が見えにくいため、せっかく広告を出しても、顧客から「場所がわかりづらい」という意見を頂く事も…。貸店舗の一角にあるため、当店を目的地としているドライバーでさえも認識しづらくなっていました。本格的な広告宣伝活動をあまり実施してこなかったために、営業エリア内での認知度は低い状況でした。
店頭のこだわり・商品展開の充実
商品は、厳選した原材料を使用し、製造工程や販売などに多くの時間を費やしているものの、それを顧客にPRできていませんでした。おすすめ商品としてクロワッサンやバケット、カンパーニなどありましたが、どれも一般的な商品であるため、既存顧客の定着が低い状況でした。
既存顧客へのフォロー体制
最小限の人員で経営をしており、来店した顧客の管理が出来ていませんでした。そのため、既存顧客に対して、来店を促すフォローが十分に打てていませんでした。
看板の設置・地元情報誌への掲載で認知度向上
営業エリア内での認知度を効率よく上げるためには、地元情報誌に掲載。
これまでに情報誌へは3度掲載していますが、発行日から新規顧客の来客は増加傾向にあり、引き続き効果的な集客が期待できます。
また、店舗が見えにくい現状からベーカリーと一目で分かる看板とのぼりを設置。
情報誌やチラシによる新規顧客が店舗に来店しやすい誘導線をつくりあげました。
P O Pによる商品説明の充実 新メニューの開発
当店のこだわりを顧客にPRするために、店内のPOPやポスター・チラシを手作りで作成し、店内に掲示。
新規顧客の集客力の向上を図るため、富有柿や利平栗や濃姫など地域で生産されるフルーツを原材料とした商品を開発。季節限定のメニューを開発することで既存顧客の来店を促しました。
顧客管理システムの活用
既存顧客の来店頻度の向上を図るために「いいねタウン(スマートフォンアプリ)」を積極的に活用。そのためにまず、新規顧客の50%の登録目標を立て、「いいねタウン」の登録のメリットを顧客にきちんと説明し、登録を促しました。
- ● ポイントカード機能
- 来店時に自動で特典を受けられる機能があるため、押印作業が省略され、会計作業の短縮を図ることができ、また、来店時の特典を変更することも可能であるため、既存顧客の来店頻度を向上させることができました。
- ● メッセージ配信機能
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会員に一斉メールを配信することができるため、キャンペーン情報や新商品情報などのメッセージを配信し、既存顧客の来店頻度を向上させることができます。特に地元情報誌の発行日から2~3週間経過すると新規顧客が減少してしまう傾向があるため、その時期にうまく活用して来店顧客の増加に取り組んでいきました。
最小限の従業員でも顧客管理が可能となるため、大幅な業務の時間と労力の削減となりました。